日本臨床歯周病学会のHP(http://www.jacp.net/perio/about/)がわかりやすく説明しておりますので、
ご参照ください。

1. 患者さんに合ったプラークコントロール(ブラッシング他)法の徹底指導と生活習慣の改善指導：プラークコントロールプログラム
   
   
2. プロの歯科衛生士による徹底したPMTC(Professional Mechanical Tooth Care ; 専門的機械的歯面ケア)：プラークコントロールプログラム
   
   
3. デリケートな処置が可能な感圧機構の超音波スケーラーやエアフローを用いた歯肉縁下バイオフィルムの丁寧な除去：プラークコントロールプログラムならびにデンタルエステ
   
   
4. 特殊な薬剤を用いた歯根面の無毒化：歯周外科処置
   
   
5. 歯周組織再生蛋白(エムドゲインやリグロスなど)や自家骨・人工骨を用いた歯周組織再生療法：歯周外科処置
   
   

歯周病治療が成功するためには、患者さんの積極的協力が何よりも重要です。

1. 歯周病について十分理解し、生活習慣とプラークコントロール法を改善する。
   
   
2. プロ意識のある歯科衛生士によるプラークコントロールの専門的サポート。
   
   
3. 歯周病に影響を与える全身的な病気のコントロールと適正な薬の選択、悪習慣の是正。
   糖尿病や肥満、骨粗鬆症、ストレス、喫煙、大量の飲酒などは歯周病のリスクファクターとしてよく知られています。これらは、コントロールされなければ、歯周病はなかなか改善しないことが多く、また高血圧や心臓病の薬の中には、歯周病を悪化させるものがあります。
   
   
4. 定期検診(リコール)の徹底(年に最低２回以上)
   フィンランドの長期にわたる大規模な研究では、自分だけでプラークコントロールを行なっている患者(A群)と定期検診を徹底して実施している患者群(B群)とでは、後者の方がご自身の歯を多く維持できる(80歳で平均A群５本、B群25本残存)ことが知られています。
   特に、お口の免疫能が低下している中高年の方やいわゆる若年性歯周炎の方など、歯周病リスクの高い方は定期検診は重要な治療です。